「産後うつ…？」「育児ノイローゼ…？」

うつ病は、ゆう鬱な気分や気分の落ち込みや意欲低下などの精神症状や、頭痛や不眠などの身体症状を伴う疾患です。

うつ病には「メランコリー型」「否定型」「季節型」など様々な種類があり、妊娠中から産後4週間以内に現れるうつ症状が「産後うつ」です。

出産後の急激なホルモンバランスの変化に加えて育児などで大きなストレスがかかるため、出産を経験した女性の7人~10人に1人が、産後うつにかかる可能性があると言われています。

うつは「心の風邪」で済ませられるものではなく、何日か経てば自然に治る性質の病気でもありません。特に産後うつは比較的短い期間に重症化しやすい傾向にあります。

”産後うつを回復させるためには？”

疲れやイライラを感じたら、まずは自分の体調を第一に心と体を休めてあげてください。

その際には家族やシッターさんやファミリーサポートなど、赤ちゃんを安心して預けられる環境が必要です。

誰も頼れる人がいない、誰に相談したらいいのか分からない

という方はまずはカウンセラーに相談してください。

ゆっくりとお話をお伺いしたうえで今いちばん何が必要なのか、一緒に考えてみましょう。

運動やリフレッシュすることによって症状が改善することもあれば、産後うつが重症化してしまっていて病院を受診する必要がある場合もあります。

「自分がどのくらい調子が悪いのか？」が分かればいちばんいいのですが、それが分からないから皆さんひとりで長く悩み、苦しんでしまいます。

ファミリーサポートや民間のサポートを利用すること。

自治体の支援や訪問看護などを利用すること。

コミュニティなどを通じて心の繋がりをもつこと。

出来ることはたくさんあります。

それでも一歩踏み出せずに、おひとりで悩み続けているお母さんたちが本当にたくさんいらっしゃいます。

まずは辛いと声をあげてください。

ご本人の要望を第一に尊重しながら、今いちばん何が必要か、ゆっくり考えていきましょう。

外に出られない、人との繋がりに踏み出せない

という場合には、カウンセラーが一緒に繋がりに踏み出せるようサポートさせていただきます。

誰もがなって当たり前な「産後うつ」「育児のノイローゼ」におひとりで悩まず、まずは辛いと声をあげてください。