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発達障害とカサンドラ症候群

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発達障害とカサンドラ症候群 【仙台カウンセリング】

発達障害とカサンドラ症候群 【仙台カウンセリング】

2022/04/04

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害です。

その人が過ごす環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、社会生活に困難が生じます。

発達障害は外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは十人十色です。

 

発達障害は親の育児方法、本人の性格、生活環境によるものだと思い込み「自分がいけなかったのでは」と思い悩んで自分を責めてしまう親御さんも多いことと思います。

 

しかし、発達障害は生まれつきの障害であり脳の機能に何らかの先天的な問題があるため、子供が発達していく過程のどこかの段階で問題が生じてきます。

つまり親の育児方法や本人の性格、生活環境とは関係が薄く、親の育て方やしつけが原因でもなく、精神疾患でもありません。

 

発達障害は大きく3つの種類に分類されます。

 

①ASD(自閉症スペクトラム障害)

・社会的コミュニケーションや対人関係の困難さ

・限定された行動、興味、反復行動

 

②ADHD(注意欠如・多動性障害)

・不注意(集中力がない)

・多動性(じっとしていられない)

・衝動性(おもいつくと行動してしまう)

 

③学習障害(LD)

知的能力全般に遅れはないものの「読む」「聞く」「話す」「書く」「計算する」「推論する」能力に困難が生じる発達障害のこと。

 

近年、「発達障害」とされる子供が急増しています。

割合としては何らかの発達障害の可能性のある生徒は30人学級に2名ほどいるだろうといわれています。

 

その一方でいま増加中の「カサンドラ症候群」

カサンドラ症候群はASDの夫または妻との情緒的な相互関係が築けないため、その相手(配偶者やパートナー)に生じる身体的・精神的症状を表す言葉です。

 

ASDの特性をもつ夫または妻とのコミュニケーション上の苦痛を周囲の人たちに訴えても誰からも信じてもらえず、結果自分一人で苦しみ悩んでしまう症状を「カサンドラ症候群」と呼びます。

 

夫(または妻)との情緒的交流がうまくいかないことが妻(または夫)の無力感、孤独感、絶望感につながり、抑うつ状態を引き起こすとされています。

 

家族関係の繊細な問題はなかなか周りの人にも相談しにくいお話です。

カウンセラーとのお話の中でまずは現状を理解し、気持ちの整理をしながら、これからのことを一緒に考えていきましょう。

 

 

 

 

 

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