HSPの特徴と対処法　【仙台カウンセリング】

まずはじめにHSP(Highly Sensitive Person)とは「とても繊細で敏感な人」という５人に１人の割合で存在すると言われている、人間の気質です。

光や音、色や匂いといった五感が他の人よりも敏感に感じ取りやすい人もいれば、人の言葉や動作に感じやすい人、空気や雰囲気など見えないものを感じ取る能力が鋭い人もいます。

対象こそは人それぞれですが、とにかくHSPは感じ取る能力が高いのです。

感じ取る能力が高いということは、それがプラスに働くこともあればマイナスに働くこともあります。

様々なものを感じ取りすぎてしまい、いつも”脳内に雑音が響きわたっている感じがする”のが、HSPならではの生きづらさなのかもしれません。

その特徴の一つとして、「脳がマイナスのカード集めをしてしまう」といった特徴があります。

HSPの人は一つ嫌なことを思い出すとそれに固執してしまい、次々と嫌なことを思い出してしまう傾向があります。

ちょっとした嫌なことから深堀りしてしまい、だんだん直接関係のないネガティブなことまで頭に浮かび、深みにはまってしまいます。

その特徴への対処法として、一つのことに向いていた脳のベクトルを別の方向に変えてあげると、今度はそっちに集中し始めます。

脳がマイナスのカード集めをしてしまう癖がある人は、集めるカードをマイナスからプラスに変えてあげましょう。

どこかで強制的に気分転換をし、嫌なイメージを良いイメージのものに変えてあげるよう意識してみてください。

その方向転換をするには最初はエネルギーが必要で大変かもしれません。

しかし意識して努力してみると、だんだんとプラスの道筋ができてきます。

そして「プラスの思考」でいられることが心地よくなってきて、それが”脳の癖”になっていくでしょう。

HSPならではの「マイナスのカード集めをしてしまう」特徴がある人は、対処法として「プラスのカード集めに変えてあげる」癖をつける練習をしてみることをおすすめします。

その積み重ねがHSPの人にとって、大きな幸せに繋がっていくのかもしれません。