小さな『成功体験』と『成功体質』　【仙台　カウンセリング】

完璧主義の人ほど、『完璧にできなかった＝失敗』と決めつけてしまい、『できない自分』という意識が強くなって今度はやる前から『どうせまた失敗する』と自分で自分を追い込んでしまいます。

しかし完璧主義とは、どれだけ優秀な人でも『自分の足りないところにフォーカスし続ける』ことになるので、ほとんどのことが失敗になってしまいます。

私たちは生きていると失敗したことや悲しかったこと、うまくできなかったことなどネガティブな経験がどんどん増えていき、それが脳の性質として強く記憶に残っていきます。

やる前から諦めてしまったり、何に対してもやる気が起きず無気力状態に陥ってしまうのは脳の性質として普通のことで、あなたのせいではありません。

大切なのはその『失敗体質』を『成功体質』に変えていく力です。

『成功体質』に必要なのは『自己効力感』で、『自分ならできる』『きっとやれる』という自信のような感覚です。

そう言われると少し難しく感じますが、自分の中の『きっとできる』『うまくいく』という感覚を養っていくために一番大切なのは『目標を高く設定しすぎないこと』『小さな成功体験の積み重ね』によって『できた自分』をちょっとずつ積み重ねていくこと。

『今日はキッチンの掃除をしよう』『今日はあの人と少しお話ししてみよう』『毎日腹筋５回ずつ始めてみよう』

”これなら無理なくできる”という小さな成功を積み重ねていくことで、『できる自分』が育っていき、その『きっとできる』という感覚が成功体質に繋がっていきます。

自己効力感を高めていくことで、漠然とした不安感や将来への不安も、ポジティブに変えていきましょう。